とは言いつつも、奇跡を起こすには行政の力が必要だ〜富山のヒーロー登場の巻5〜
ブログランキングに参加し始めました。今日もclick!
富山市のグランドプラザがどういう奇跡的な偶然を経て
誕生したのか、という点を見てみた訳ですが、
助役の人、すご!って思った訳ですが、きっと広場にするっていう
話は、この方の一言でいきなり始まった訳じゃなくて、
もともと中心市街地をどうにかしたい、っていう
意識が共有されていた事が勝因だった気がします。
中心市街地をどうにかしたい、この意識が共有されていた上で、
↓
中心市街地に大きなスペースが出来そうだ、ということになり、
↓
ここを単にバックヤードにするには、もったいない。
↓
そこから広場にしたらいいんじゃないの?ね?いいよね?広場!
ってなったとしてよ、なったとして。
一般人の私がどうやってこれを広場に出来るのだろうか。
うーん、出来る気がしない。
で、富山はどうやったって?
グランドプラザの敷地は、元々は3本の市道でした。
つまり道路ですから、道路法(どうろほう)、
道路交通法(どうろこうつうほう)等の法律による制限が発生します。
そこで望月氏は、「なるべく自由な場所になるよう整備しよう」と
指示をされ、担当課は道路区域(どうろくいき)の認定を解除し、
「富山市まちなか賑わい広場条例」(2007年3月26日富山市条例第26号)
を新しく制定し、管理することとしました。
この土地の用途変更(ようとへんこう)も、新しい条例の制定も、
民間事業では不可能な、行政にしか出来ない技です。
この技を持った唯一の組織である地域の行政が本気で、
広場を整備しようとしない限り、
本当の意味で自由な、みんな(公共)のまちなか広場は誕生しない
のではないでしょうか。
新しい条例の制定とは、地域特性を活かした新しい価値を創造する為の
手段なのだと感じます。
はい、皆さん、今聞きました?ちゃんと聞きました?
この土地の用途変更(ようとへんこう)も、
新しい条例の制定も、
民間事業では不可能な、行政にしか出来ない技です。
行政にしか出来ない技です。
くぅぅぅぅぅぅ!!!!!
行政に今から入るには、ちょっと遅すぎるわ!!!!!
うーん、なんか自分と行政の間にものすごい距離があるというか、
行政の行うことと、自分の行ってることにあまり関係はないと
考えがちな私ですけど、そうか、行政がポイントなんですね…。
条例、なんて堅そうなものどうやって食べるのか、って思いがちだけど、
まさかこんな風につながってくるとは。
取りあえず富山の例に習うとしたら、
①中心市街地をどうにかしよう、っていう共有意識を持つ
↓
②広場に適した場所にちょうどいい場所があく/あいている
↓
③広場にしようよ、って行政にアピールする。
↓
④いいよ、って言って行政が広場にするための手筈を整える。
ってことですね。
広場にする為の予算をちゃんと市で確保してある、っていうのもおおきいな。
道筋は見えたけど、そうそう優しい話でもないような…(汗)