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関根くんの恋みたいなもの。

ちょっと昨日から脳みそがふわふわしてる感じありますけど、仕方ない。

 これ読んでたから仕方ない。

関根くんの恋 コミック 全5巻完結セット (Fx COMICS)

関根くんの恋 コミック 全5巻完結セット (Fx COMICS)

 

 結構マニアックなマンガだと思うんですけど、(全然知らなかった。)

有名なのだろうか?結構有名なのだろうか?

 

少女マンガの王道ストーリー

ざっくりストーリーを話してしまうと、

関根くん、三十路、仕事ができて男にも女にもモテるイケメンさんだけど、

「鈍感・受け身・器用貧乏」なのがたたって、自分的にはなかなか上手くいってない。

で、その関根くんがほんのきっかけで手芸をやるようになって、

近所の手芸屋さんの如月皿(さら)ちゃんと知り合います。

徐々に徐々にさらちゃんに惹かれていく関根くんだけど、

自分から女性を好きになったことが無かったので、読んでる方はじれじれする、

っていうお話。

 

いやー、結論から言うと、

少女マンガの王道のお話で良すぎた。

男女の役割が入れ替わってるけど、王道のお話だった。

王道最高。

 

少女マンガの王道のお話って、

主人公の女のコと、男の子がお互いわりと好意を持ってるんだけど、

奥手だったり、相手は他の誰かが好きなんだって勘違いをしたり、

タイミングが悪かったり、

男の子のことを好きな他の女のコが、上手くいかないように画策したり、

親の離婚で引っ越ししたり、

で、この2人が上手くいかないあいだに、読者は

あーーーんもう!!なんで上手く行かないの!!ってじれじれして、

たまに上手くいきそうになるときゅんきゅんしたり、

きゃー!!!!って騒いだりして

で、結局最後の最後には、

2人が上手くいってハッピーエンドで終わるっていうね、

それがもう王道中の王道。

 

関根くんの恋は、男の子(男の人?)が上手くいかなくて、

落ち込んだり、泣いちゃったりしてる役割が反転してるけど、

でも王道のストーリー。

 

このストーリー展開、

古くからは「ガラスの仮面」だし、

最近だと「アオハライド」もそうだし(これも良かったね。)

「僕らがいた」もそんなとこある。あるある。

 

そして、こんだけ長い間マンガ読んでると、お、来たな王道ストーリー展開だな、

って分かるんだけど、分かるんだけど、全然嫌じゃない。飽きもない。

むしろ、このきゅんきゅんする感じに飛び込みたいくらい。(おい30代、大丈夫か)

もっときゅんきゅん展開、やって来い!って待ち構える。

そして大抵このきゅんきゅん展開はヒット漫画になるんです。

登場人物の年齢や国籍や時代やそういうの細かいことが

全部違ってても、関係ないのです。人気がでるのには。

 

 

ってここまで書いて思ったの。

多分、少女マンガを好む人は、この王道のストーリーのマンガを読んで得られる

このきゅんきゅん感こそもっとも欲してるものなんだな、って。

それを味わいたいがためにマンガ読んでるんだな、って。

だからこそ飽きもせず、同じようなストーリー展開でも喜んで受け入れる。

いや、むしろそのストーリー展開だからこそ「来た!」って喜ばれてそう。

 

 

人は、何かしらの感情を得たいが為になにがしかの行動をする、とか

書いてあるのを読んだことがあるけど、まさにそれ。

 

 王道ストーリーの方程式

この方程式をね、まちづくりにも適用してみるとね、

もし、その街に行くだけで、

なんか妙に感情が高揚して、ドキドキして、うきうきして、わくわくして、

ときめいちゃったら、それは何かものすごいことになりそうじゃない?

すごい人気になりそう。リピーターすごそう。

「この街にいくと、恋に落ちた気分を思い出せます。」とか。

どんな街だそれ。どんな成分が流れてるんだそこ。

 

昨日、*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*ってなるほうが

みんなに広まりやすい、って話を書きましたけど、

別の目線でいうとそういうこと。

気分は盛り上がって、あげあげになって、愉快になって、

そういう気分になる街。

 

話のきっかけは地方再生でも、

出来上がった街は、そういう気分になれる街。

そういう街なら人は「行ってみたい!」って思いそう。

 

そんな街になるには、重層的にいろんなエッセンスが重なってそうだから

一言でどうしていけば良いか言うことはまだ難しいですけれども。

とりあえず、ヒントは見えたぞ。