ちなみに広場について書いてます。

広場について綴るブログです。

公園にも芝生を生やす

ところで、日本の公園には対象とするエリアの大きさによって
種類があって、主にそこに住む人たちの利用がメインの
住区基幹公園群が、前回のエントリーの「減築した後は芝生を生やす」空間に相当します。


住区基幹公園には街区公園・地区公園・近隣公園(Wikipediaより参照)とあるわけだけど、
いまいちこれらの公園たちが街並みに「ホッとスポット」を作り出してないのは
その形態に問題が有るのではなかろか、と思うわけです。


こういう公園の大抵は、
1,砂利敷きだったり土がむき出し
2,公園の周囲に樹木
3,公園の周囲にフェンス・柵など
4,ジャングルジム・砂場などの遊び場
5,ベンチ、などで構成されてます。


小さな子供を持った人以外が積極的にこの近隣公園を活用してないのは、
公園が砂利敷きor土がむき出しなのがいけないのでは?と思うわけです。
(そもそも公園を設計してる人は、公園は子供の遊び場所、っていう頭が大きいのでは?
子供の遊び場所をつくるのは大切だけど、
それ以外の人が使いたいと思う要素の少ない公園って、なんか、もったいない。)
そもそも砂利・土の地面にすわりたいとアフォードされる人はいないわけです。
公園のベンチに座っているとしても、ちょっと風が強い日になると
砂塵がまっちゃったりして、はやばやと退散したりする。


それに加えて公園の周囲に樹木・柵・フェンス、といろいろなものがとり囲んでて、
通りかかった人にちょっと寄ってってよ!と声をかけてるとは思えない警戒心の強さ。
樹木が有ることは良いことの方が多いけど、
こと公園を開けた場所にするって言うことに関しては関与してない。
近隣公園くらいのある程度の大きさを持ったところならまだしも、
街区公園みたいな“ねこひた”公園には大きな樹木を何本も植える必要は無いのでは?



この砂利問題、樹木・柵・フェンス問題を解決したら
ちょっと寄ってこうか、って思える結構いい公園が街のあちこちに
出来るんじゃないかな。
砂利・土むき出しを芝生に変える。なによりもまずこれが大きいです。
それと、周囲から柵・フェンスを無くし、大きな木は“ねこひた”公園には植えない。
植えても公園周囲じゃなくて、中央にシンボリックに植える。


芝生にする場合、砂利・土にしておくよりも確実にメンテナンス費用がかかるけど、
それくらいはカバーして欲しい、税収で。


海外の事例を引いても、セントラルパークを始め(行ったことないけど)、
公園が芝生敷きの方が周りの住人に良く使われる公園になってる。
私がオランダのアムステルダムで行った公園は、街の一画に
だだっ広い芝生の場所があって、そこにみんなが寝ころんだり、すわったり、
日光浴したり、思い思いに過ごしてました。
もちろん、柵もフェンスもなく、トラムが走って歩道があってっていう街の中に
誰でもウェルカム状態で作られてました。


昨日のエントリーの内容よりも
こっちの提案の方が実現可能なんじゃなかろか。
公園はいますでにあるから、そこを芝生に植え替えれば良いだけだもんね。


各自治体の都市計画課のみなさーん!
お願いしまーす!!