ちなみに広場について書いてます。

広場について綴るブログです。

街のリビング

もうひとつね、広場を違うたとえで表してみようと思ったのです。

 

 

人が暮らす家にはね、通常リビングがありますよね。

リビングの役目って、分かりやすくは、ご飯を食べたり、

テレビやDVDを見たりする。

まあ本を読んでも良いし、家族がいるなら、家族でカードゲームしても良いし、

you-tubeでアニメ見ても良い。そして家族同士の会話がある。

たわいもない話が半分以上だろうけど、パートナー同士であれば、

重要な話もするだろうし、親と子どもであれば、それはそれで

親子にとって大事な話をする。

 

 

そして次は、もうかなりメジャーなシェアっていう暮らし方。

シェアハウスの特徴は、共同のお風呂だったり、キッチンだったりすることの

珍しさや、一緒に住むことで家賃が安くなるといったところに

注目されることも多いですが、

ここでのポイントは、リビングを共有していることです。

 

 

このリビングでは、普通の住居とおなじく、ご飯を食べたり、テレビを見たり。

シェアハウスのリビングの設計で大事なのは、

居住者がリビングに入りやすいということ。

これを分かりやすく書いてあるblog記事があったので、ご紹介。


シェアハウスの作り方(間取り編)

リビングが大事

単に台所や風呂や家具が共同なだけの安い家ではなく交流やコミュニケーションが生まれるような場所を作りたい場合、重要なのはリビングです。リビングに人が集まりやすい雰囲気を作りましょう。リビングが居心地悪かったり狭かったりして使いづらいと誰もリビングを使わなくなり、そうすると住人各自がそれぞれの部屋にこもっているだけの単なるアパートになってしまいます。

 リビングを選ぶにあたってはまず広さ。広ければ広いほどいいですが、最低でも6畳か8畳くらいは欲しいところです。リビングの容量があると、お客さんを呼んで鍋を囲んだりだとか遠くから来た友達をソファで泊めたりなどの交流が生まれやすくなります。

 

次にリビングの配置。構造的には、住人が玄関から入ってきて自分の居室に帰る途中にリビングの様子を覗けるような位置が理想的です。リビングに今誰がいるかだとか、飲み会が行われているかだとか、それが自然に確認できると使いやすいためです。リビングのドアが閉まっていてドアを開けないと中を確認できないような作りだと、ちょっと開けるのにためらいがあって足が向きにくくなります。

 

ギークハウスプロジェクト

 

シェアハウスは、それぞれの居室にすんでいる住人が

シェアハウスに住んでいる家族で、その家族と会話をするのが、共有のリビング。

この共有のリビングでコミュニケーションをとることで、

シェアハウスにいる人同士がお互いを理解して、お互いをすこし近く感じて、

すくなくとも、街の中ですれ違うだけの全く見知らぬ他人じゃなくなる。

 

 

そう考えるとね、そう考えるとね、

もし、街全体でひとつのコミュニティっていう考えがあるのなら、

街全体のリビングがあってもおかしくないんじゃない?

そこに同じ街に住んでいるという家族である住んでいる人一人一人が集って、

(まあこの単位に家族っていう言い方はちょっと微妙だとしても)

ご飯を食べたり(コモンミールとか、キリンのtable of dreamsっていう活動みたいな?)

テレビを見たり(パブリックビューイングとか?)

ゲームをしたり、(大きなチェスや、大きなオセロがあってそれで遊ぶとか?)する。

 

 

そしてここも同じくリビングだとしたら

ここでも居住者同士のコミュニケーションが起こる。

街のリビングで街の住人同士がコミュニケーションをとることで、

お互いを理解して、お互いをすこし近く感じて、

街の中ですれ違ったら、まるでちょっとした知り合いかのような感覚になる。

 

 

たわいもない会話や、たまに重要な会話をちゃんと交わす夫婦の仲が、

そうでない夫婦よりも関係が安泰なのと同じように、

日々のちょっとした会話や、たまにある互いの誤解を解くような会話が

ちゃんとあるシェアハウスの方が、

シェアハウスとしてちゃんと機能しているのと同じように、

街だって、ちょっとした会話と街としての重要事項を考えるような場が

ある方が、街として魅力的に違いない。

 

 

うん、これ今日私が思いついたかのようなエントリですけど、

アメリカで熱いポートランド

そこにあるパイオニア・コートハウス・スクエアという広場の愛称は、

「Portland's Living Room」なのでした。

 

 

そうだよ、広場って街のリビングじゃないのよ、

って膝を打った瞬間にこの話が出てきたのでした。

 

 

 

 

ちなみにこちらも参考にどうぞ。

2011に横浜の赤レンガ倉庫の前で行われた

「いっしょに食べよう。2011 YOKOHAMA LONG TABLES」は見た目が素敵すぎです。

こういうの開きたいな。


Table of Dreams 夢の食卓|CSV活動|キリン